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2006年1月 7日 (土)

万作、萬斎

ここ数年、松の内には狂言を観ています。行くのはふくおか万作の会正月公演で、場所はいつも福岡の大濠公園能楽堂です。今年は本日行ってまいりました。
第19回公演の演目は「岡太夫」「枕物狂」「仁王」。演ずるはもちろん万作、萬斎といった野村一門です。「岡太夫」「仁王」といった普通の(?)狂言に加えて、三老曲の一つ「枕物狂(まくらものぐるい)」が演じられたのが今年の特徴でした。内容は百歳(!)を超えた老爺の「老いらくの恋」を主題とした演目ですが、老いの醜さ、無邪気さを舞や謡を交えて描いており、異色作といえるでしょう。これを二世万作が演じたわけですが、さすがに年齢を重ねた円熟の技とでもいうのでしょうか。的を射た表現ができるほど狂言のことを知らずに書いていますので、判っていらっしゃる方から見ると大笑いの表現なのかもしれませんが、えげつなさも、切なさも、すべてを笑いでくるんでしまうような、「ああ、人間の良さってこうだよなぁ」と思わせてくれる大満足の公演でした。
ワタシと狂言の出会いは1997年頃だったと思いますが、観るたびに少しずつ世界が広がっていく感じがします。できれば年に2回以上は足を運ぶつもりですが、後は時間が取れるかどうかですね(^^;

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コメント

そうなんですかっ。何ともステキな松の内ですね!
。。。お能も観たことのないボクは、そんな偉そうなこと言えないのですが(汗)
年末に泊まった宿には池の中に能舞台があって、
年に数回、お能や新内が演じられます。
万斎さんも出演されたりするのですが、
宿泊料金が倍になってしまうので、なかなか行けません、ハイ。

投稿: giacomo | 2006年1月 8日 (日) 14時22分

私も歌舞伎はあるのですが、能は見た事ないです。
今年の新しいチャレンジの一つに加えたいと思ってます。

投稿: Gyu | 2006年1月 9日 (月) 12時23分

>giacomoさん、こんばんはー。
いやいや、お能と違って狂言は分かりやすいんですよ。お能を観てると自然に目蓋が…(苦笑)
しかし、giacomoさんの泊まられたお宿は能舞台まであるんですね。。すごいなー。泊まってみたいなー。

投稿: Celeste | 2006年1月 9日 (月) 21時04分

>Gyuさん、こんばんはっ
ワタシは歌舞伎バージンなんですよねー。なんかタイミングが合わないことが多くて。一度は観てみたいんですけど。。。
狂言はワタシにも分かるくらいですからハードル低いです(^^;
皆さん是非一度いかがですか?

投稿: Celeste | 2006年1月 9日 (月) 21時09分

私は、田舎の薪能くらいしか見たことがありません。伝統芸能には本当に疎いです。

投稿: qwerty | 2006年1月 9日 (月) 22時48分

>qwertyさん、こんばんはー
疎いだなんて、薪能を観てるなんて渋いじゃないですかー。。チロチロと燃える薪の灯りで能面にいつも以上の陰影が浮かんでいたでしょうねー。観てみたいけど覚醒している自信が…

投稿: Celeste | 2006年1月10日 (火) 21時55分

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